Betafpv Meteor65 Express LRS(以下 ELRS)のバージョンをV1からV2にアップしました。
送信機側のNanoモジュールとOpenTXのアップは、詳しい記事が他にたくさんありますので、そちらを参照してください。
ここでは、受信機の更新を簡単に説明いたします。
今回の受信機はFC・ESC・RXが一体型のSPI受信機(FC内蔵型)で、ELRSのV1にしか対応していません。なので、受信機単体の更新ではなく、FCのファームウェアをELRS V2対応に、まるごと書き換えます。
バージョンアップの理由
前々からアクロモードでのおかしな挙動が多く、アームを入れた瞬間、勝手に浮き上がってスロットルが制御不能になることが多くあります。
今まで、CLIで初期状態に戻りたりして何とか使えていましたが、今回は何をやっても上手くいきません。
フライトコントローラーの故障を疑いましたが、前々から気になっていたElrsのバージョンを1から2にアップしてみることにしました。
バージョンアップした機種
- 送信機 BETAFPV TX Nanoモジュール(今回 V1.2を2.5にアップ)
- 送信機 Frsky X-Lite Pro OpenTXで使用(今回 V2.3.9を2.3.1.5にアップ)
- 受信機 F4 1S 5A FC (ELRS 2.4G)(今回 Betaflight V4.3.0 RC1-RC3以上にアップ)
受信機のバージョンアップ方法
Betaflight configuratorを使ってファームウェアを更新します。(今回作業のためconfiguratorを最新版の10.8.0に更新しました。)
- 更新前のDiff(又はDump)データをCLIコマンドで保存しておく。
- PCでBetaflight configuratorを起動する。
- FCを書込み可能なDFUモードでPCにUSB接続する。(FCの小さなボタンを押しながらPCに繋ぐとDFUモードで接続されます。)
- 右上の「Updat Firmware」又は、右側パネルの「ファームウェアフラッシャー」を選択して、ファームウェア更新コマンドに進む。
ファームウェアは「Betaflight 4.3.0」のBETAFPV用「BETAFPVF4SX1280」です。
FCボードとファームウェアバージョンを選択します。私は「自動抽出」、「ファームウェアを選択【Online】」をクリックすると、それぞれ自動で出てきました。
- 「BETAFPVF4SX1280」を選択していることを確認して、「ファームウェアの更新」をクリックする。
- 更新作業完了!
更新後の作業
更新後、機体を再接続すると、2個のようなエラーが出ました。
- 「機体のキャリブレーションが必要」
- 「モーター出力プロトコルの選択が必要」
ここで、キャリブレーションを行い、モーターは、私の場合「DSHOT300」を選択すればいいのですが、CLIコマンドで保存したDIFFデータを読み込めば、モータープロトコルについては、他の更新前の設定と共に復元されると思います。
テストフライトの結果、アクロモードでのおかしな挙動が改善されていました。
とりあえず飛ぶようになりました!(文鎮化しなくてよかったです。)
そして、これで心おきなく、他の機体もELRS V2にアップできます。
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