Phantom4RTK(以下P4RTK)で、カスタムネットワーク方式(VRS方式)を使用すると、同じキャリアのスマホでは電波状況がいいのに、なかなかFix状態にならないという経験が多くあります。
VRS方式とは、GNSSの位置補正情報を携帯電話回線を使用して、配信事業者から受け取ることにより、リアルタイムで高精度の位置情報を取得する方式です。測量を行なっている方は、馴染み深く、使い慣れていると思います。
P4RTKでは、送信機にSIMカードをセットしたUSBドングルを挿して、この情報を受信し写真の位置情報を取得しています。そのため、携帯の電波状況が悪いとこの機能が使用できる状態なりません。
この方式が使用できない場所では、UAV本体のほかに基地局となる機器を設置する必要があり、VRS方式と比較すると、面倒な測定作業となります。
なぜスマホはバリバリ使えるのに、VRSは初期化しない?
以降は、DJI純正のUSBドングルとスマホで使われている周波数帯について、素人の私が調べて気づいたことです。(あくまで素人の見解です)
LTEドングル PIX-MT110 PIXELA (ピクセラ) LTE対応 USBドングル docomo/au/SoftBank対応 SIMフリー |
私の場合、ドコモのSIMカードをP4RTKに使用すています。ドコモのプラチナバンドと言われているBand19(800MHz)は郊外や山間部を中心に展開されており、P4RTKの使用場所を考えると、この周波数帯を使うのが望ましい気がします。
ところが、DJIのドングルはBand19に対応していません。
とういうことは、800MHz対応のUSBドングルを使えばスマホと同レベルの通信が可能では?
他のUSBドングルがDJIの送信機で動作するかも不明ですが、これは試す価値がありそうです!
今シーズン、暇を見て挑戦してみようと計画中です。
この記事が、同じトラブルで悩んでいる方の参考になればと思います。
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